データ通信の速度が売りのUQモバイルですが、家族割があるなどのメリットがたくさんあります。
でも、デメリットはないのでしょうか??
料金面などでのデメリットについて解説していきたいと思います。
デメリットは少ないけど料金面とか注意が必要だから説明するね!
目次
料金が14か月目から1,000円アップ
UQモバイルのおしゃべりプランは2年目以降(正確には14か月目から)、月額料金が1,000円アップしてしまいます。
例えば、プランS(3GB)の場合、1,980円⇒2,980円になってしまいます。これは結構痛いですよね・・・。
でも、それ以降も毎年上がるということはなく、それ以降の料金はアップはないので安心してください。
実はUQモバイルのライバルとされているYモバイル!も2年目は1,000円アップされるんですよご存知でしたか。
では、下の表に13ヶ月目までの料金と14か月目以降の料金を整理しておきます。
プラン | プランS | プランM | プランL |
---|---|---|---|
月額料金 (13ヶ月目まで) | 1,980円 | 2,980円 | 4,980円 |
月額料金 (14ヶ月目以降) | 2,980円 | 3,980円 | 5,980円 |
月間データ容量 | 3GB | 9GB | 21GB |
おしゃべりプラン | 5分間何度でもかけ放題 | ||
ぴったりプラン | 最大60分/月 | 最大120分/月 | 最大180分/月 |
また、3大キャリア(ドコモ、ソフトバンク、au)の一つauで3GB利用した場合の料金とUQモバイルの料金(プランS)を比較したのが
次の表です。
au | UQモバイル | |
---|---|---|
プラン名 | ピタットプラン (スーパーカケホ) | プランS |
月額データ容量 | 3GB | |
月額(1年目) | 5,480円 | 1,980円 |
月額(2年目以降) | 5,480円 | 2,980円 |
2年間トータル | 131,520円 | 58,520円 |
2年目に1,000円上がってしまっても2年間のトータル費用が3大キャリアより圧倒的に安いことがお分かりいただけると思います。
2年目以降も料金アップのないプランもある
でも、「2年目以降に値段が上がるのなんて嫌だ」、「通話なんてほとんどしない!」という人もいると思います。
2年目以降も1,000円アップのない料金プランは次の表のプランです。
料金プラン名称 | 月額基本料金 | 通話料 | 備考 |
---|---|---|---|
データ高速+音声通話プラン | 1,680円/月 | 20円/30秒 | データ通信容量3GB |
データ無制限+音声通話プラン | 2,680円/月 | 20円/30秒 | 最大速度500kbps |
上の表の「データ高速+通話付き」プランにすれば2年目以降も変わらず、1,680円/月で使用することができます。
UQモバイルではかけ放題や無料通話時間が含まれているおしゃべりプラン/ぴったりプランを推しているので、目立ちませんが、「データ高速+通話付き」プランは意外とおすすめです。
料金だけでなく端末をセット購入すると最安の格安SIM
UQモバイルは月額料金だけ見ると14か月目以降に1,000円アップしてしまって損だと感じるかもしれません。
ただし、UQモバイルへの加入と同時に端末を購入すると「マンスリー割」が適用されるため2年間トータルの費用は格安SIMの中でも最強の安さとなります。
クールポコが3姉妹にUQモバイルの説明をされているCMもご覧ください。
UQモバイルと楽天モバイルでiPhone SE(32GB)を購入してデータ通信容量3GBのプランで使用した場合の2年間トータル金額を比較したのが次の表になります。
UQモバイル | 楽天 | |
---|---|---|
月額基本料金 | 2,138円 | 1,728円 |
機種代金 | 1,836円 | 2,016円 |
マンスリー割 | -1,404円 | - |
月額支払額 (13ヶ月目まで) | 2,570円 | 3,744円 |
月額支払額 (14ヶ月目以降) | 3,570円 | 3,744円 |
2年間合計 | 72,680円 | 89,856円 |
実質機種代金 | 10,476円 | 48,384円 |
※楽天モバイルは組合せプラン(3.1GB)を使ったものとの比較となります(表示は税込み)。
楽天モバイルはコスパがいいといわれている格安SIMですが、端末費込みの2年間トータル金額ではUQモバイルが1万7千円も費用を抑えることができています!
ですので、端末込みで購入する人には2年目の基本料金1,000円アップを入れてもトータルでは安く抑えることができるのがUQモバイルです。
マンスリー割り適用後のiPhone SEや6s、AQUOS SENSE、HUAWEI P20 liteやKYOCERA DIGBNO Aなどの機種をUQモバイルで格安SIMで購入した場合の端末の実質負担金の例は当ブログの「速度だけじゃないUQモバイルの魅力」にも載せておりますのでご確認ください。
ちなみにAQUOS SENSEは実質108円、HUAWEI P20 liteなら24,100円で購入できます。
一つ残念なのはUQモバイルへの転入時に端末とセットで購入した場合のみ「マンスリー割」が適用されるので、UQモバイル加入者の機種変更ではそこまで安くならないようです。
他の格安SIMと比べて高い?
「UQモバイルの料金は他の格安SIM比べてちょっとお高いのでは?」と思っている人も多いと思います。
実態はどうかをデータ通信容量3GBで比較したのが次の表です。
キャリア | 月額基本料 | 定額通話OP | 定額通話込料金 | 備考 |
---|---|---|---|---|
UQモバイル | 1,980円 | 基本料に金込 | 1,980円 | 5分間かけ放題 |
Y!mobile | 1,980円 | 基本料に金込 | 1,980円 | 10分間かけ放題 |
IIJmio | 1,600円 | 600円 | 2,200円 | 3分間かけ放題 |
mineo | 1,510円 | 850円 | 2,360円 | 10分間かけ放題 |
BIGLOBEモバイル | 1,600円 | 830円 | 2,430円 | 10分間かけ放題 |
楽天モバイル | 1,600円 | 850円 | 2,450円 | 10分間かけ放題 |
LINEモバイル | 1,690円 | 880円 | 2,570円 | 10分間かけ放題 |
通話のかけ放題オプションを付けない場合は、mineoが安さNo.1ですが、かけ放題込の料金で見るとUQモバイルとYmobileが月額料金1,980円で最安になっています 。
「ちょっと待て、それ一年目だけだよね!」と思った人も多いと思います。そこで2年目の料金と2年間トータルの料金を比較した表が次の表です。
キャリア | 1年目料金 | 2年目料金 | 2年間トータル料金 |
---|---|---|---|
IIJmio | 2,200円 | 2,200円 | 52,800円 |
mineo | 2,360円 | 2,360円 | 56,640円 |
BIGLOBEモバイル | 2,430円 | 2,430円 | 58,320円 |
UQモバイル | 1,980円 | 2,980円 | 58,520円 |
楽天モバイル | 2,450円 | 2,450円 | 58,800円 |
Y!mobile | 1,980円 | 2,980円 | 59,520円 |
LINEモバイル | 2,570円 | 2,570円 | 61,680円 |
上の表を見ると最安値のIIJmioとは2年間トータルで6,000円近い差が出てしまいますが、mineoとは2年間で1,880円しか差がなく、いい勝負になっています。
この金額差であれば、UQモバイルがほとんど通年で行っている、SIMのみ購入の人向けに3,000円キャッシュバックキャンペーンをで吸収できますので金額差なしと考えてもいいと思います。
(3,000円キャッシュバックキャンペーンの詳細はこちら⇒UQモバイル公式ページ)
ほとんど通話をしないという人にとっては、mineoやIIJmioの方が2年間のトータル料金が低くお勧めできますが、時間は長くないけど通話もするという人にとっては、UQモバイルの料金も決して格安SIMの中で高くないと言えると思います。
ちなみにUQモバイルにもかけ放題なしの「データ高速+通話」プラン(3GB)があり、こちらは月額1,680円で、mineoと月額170円しか差がありません。
データ通信の速さが必要だけど通話はほぼなしという人はこの「データ高速+通話」プラン(3GB)がおすすめです。
1年目と2年目の料金が同じはずのUQモバイルとY!mobileですが、2年間トータルの料金を比較すると1,000円差があります。これは、2年目に1,000円料金アップが行われるのがY!mobileが13ヶ月目から、UQモバイルが14か月目からと1か月分差があるからです。
3年目以降はデータ通信容量が減る
UQモバイルでは最初の契約時からデータ増量オプション(500円/月)が2年間無料となるため、次の表のようなデータ通信容量と料金プランとなっています。
プラン | プランS | プランM | プランL |
---|---|---|---|
月額料金 (3年目以降) | 2,980円 | 3,980円 | 5,980円 |
基本データ容量 | 2GB | 6GB | 14GB |
増量オプション適用分 | 1GB | 3GB | 7GB |
合計容量 | 3GB | 9GB | 21GB |
増量オプション込みの料金 | 3,480円 | 4,480円 | 6,480円 |
3年目からも同じデータ容量を使いたい場合、上の表ように増量オプションの500円/月の料金がプラスされてしまうところがUQモバイルのちょっと残念なところです。これはY!mobileも同様です。
ただし、増量オプションは500円/月ですので、継続して入っておいた方が通常のデータチャージ(500MBあたり500円)をするよりお得になっています。
プランS/M/Lごとの増量オプション(500円)で追加できるのデータ通信容量は次の表のようになっています。
プラン | プランS | プランM | プランL |
---|---|---|---|
増量オプション単価 | 1GB/500円 | 3GB/500円 | 7GB/500円 |
データ通信容量を多めに使いたい人には、3年目以降に増量オプションが有料化されても単純にデータチャージするよりはかなりお得になっています。特にプランLは通常のデータチャージだと7GBで7,000円かかるところをたった500円です!
これはかなりお得ですよね。
データ容量別のプランの選択肢が少ない
UQモバイルは基本的にデータ容量については3段階のプランS/M/Lの3段階から選ぶようになっています。
他に500kbpsでデータ通信容量無制限のプランがありますが、mineoにあるよう細かく容量を選ぶことができるプランはありません。
データ容量が最低限で構わないという人はスマホではネットを見ないというガラケーから移行検討中という人は、1GBのプランのある、mineoやLINEモバイルがおすすめです。
UQモバイルは他社でオプションとなっている5分間かけ放題が料金に込みでデータ通信が高速であることが売りです。また、ネットに速度を求めるユーザには3GB程度のデータ通信容量は必要だと思われます。
たまたまUQモバイルの社員の方に聞く機会があったのですが、UQモバイルの新たユーザになる人の大半は3GBのプランSを選択されるとのことです。
「データ通信容量で20GBを超えるプランがない!」と不満だったヘビーユーザーの人もいましたが、2018年9月からプランLは14GB⇒21GBに容量アップしましたので不満は解消されていますね 。
2年縛りがある
UQモバイルのデメリットの一つに「2年縛り」があります。
これは、課金開始月から25か月間を契約期間として、契約満了月の翌月に解約を申し出ない場合は、さらに2年間の契約として自動更新されるものです。
また、更新月以外に解約すると解約手数料9,500円がかかってしまうので注意が必要です。
これはdocomo/au/SoftBankなどの3大キャリアと同じ方式ですね。
2年縛りが嫌な人は最低利用期間1年でそれ以降は契約解除料がかからないプランがあります。
料金プラン名称 | 月額基本料金 | 通話料 | 備考 |
---|---|---|---|
データ高速+音声通話プラン | 1,680円/月 | 20円/30秒 | データ通信容量3GB |
データ無制限+音声通話プラン | 2,680円/月 | 20円/30秒 | 最大速度500kbps |
上の表の2プランは音声通話付きで最低利用期間が1年のものプランです。
気を付けたいのは、一度おしゃべりプラン/ぴったりプランに入ってしまうとは上記の「データ高速プラン」、「無制限プラン」へは変更できませんのでご注意ください(私も変更しようと問合せしましたが解約が必要とのことでした)。
格安SIM各社とUQモバイルの最低契約期間や特徴をまとめたものを載せておきます。
UQモバイルとY!mobileのサブブランド2社が2年縛りがあり、他の格安SIMは最低利用期間1年ですね。
家族間でのデータシェアができない
月末に高速データ通信容量がなくなってきたときに家族間でシェアできると便利ですよね。
残念ながら、UQモバイルでは家族間でのデータシェア(パケットシェア)ができません。せっかく1回線追加ごとに500円/月割引してくれる家族割があるのですからその辺は何とかならないかなと思ってしまいます。
ちなみに家族間でデータシェアが可能な格安SIMは、IIJmio、mineo、BIGLOBEモバイルなどです。
IIJmio、BIGLOEBEモバイルは一つの契約の中で家族分の追加SIMを購入する形です。mineoは家族だけでなく友達など指定したメンバーとの間でもシェア可能なのが特徴です。
UQモバイルはデータシェアはできませんが、余った容量は次の月に繰り越せるのでご安心ください。
キャリアメールが使えないiPhoneがある
auで購入したiPhoneを使いやすいUQモバイルですのでiPhone全機種、キャリアメール(**@uqmobile.jp)も安心して使える!というわけにはいかないようです。
UQモバイルでキャリメールを使えないのは、「iPhone8」以降の機種です。
それ以前のiPhone 7やiPhone 6sなどをお使いの人は問題なく使えますのでご安心ください 。
iPhone 7のキャリアメールが使えるようになったのはつい最近の2018年9月です。
どうもauとUQモバイルの間で「キャリアメールを使えるのは、最新機種の2世代前まで」という決まりごとがあるようです。
ですので、iPhone 8をお使いの方は2019年9月には使えるようになる可能性が高いと思われます。
※テザリングも2018年9月まではiPhone8以降は使えない状況でしたが、今は解消されており動作確認が取れている機種はすべてテザリングできるようになりました! もちろん最新のiPhone XsやXRでも使えます。
外出時にPCやタブレットなどの機器を、iPhone(スマホ)の回線を経由してインターネットにつなぐことができる機能のこと
3G回線が使えない/エリアが狭い?
UQモバイルの回線は「3G回線が使えないのでエリアが狭い」というデメリットがあるという話があります。
auはUQモバイルやmineoなどの格安SIM事業者へ3G回線を開放していないため、4G LTE規格の回線を使っています。
でも、この4G LTEの方が新しくデータ通信速度が速い規格になっています。
4GE LTEが普及し始めたころは都市部の方が重点的にカバーエリアとしていったため、つながりにくいというイメージを持たれたのだと思います。
2018年9月現在でauの4G LTEは人口カバー率99%となっており、日常的な利用エリアでは快適に使えると思います。
今年の夏に山梨県八ヶ岳山麓の登山口付近や岩手県八幡平市のかなりはずれの方まで行きましたが特に圏外になるということはありませんでした。
また、3G規格は順次サービス停止していく予定ですので特に3G回線が使えなくても問題ないと思います。
どうしても気になる方はTry UQモバイルで15日間無料お試しができますので自分の活動エリアで問題ないか確認するといいと思います。
UQモバイルのデメリットのまとめ
以上、UQモバイルのデメリットを書いてきましたが、1GBデータ通信容量程度の極力少ないデータ容量で1円でも安く格安SIMを使いたいと思っている人にはUQモバイルは合わないかもしれません。
でも、auなどの3大キャリアと変わらなくサクサクとした高速データ通信が他の格安SIMとちょっとの価格差で手に入るUQモバイルはメリットが多いと思っています。
お伝えしたいのは、私自身は1年前にUQモバイルに変えてから今までau時代と変わらないサクサクとしたスピードに満足しているということです。デメリットよりメリットを感じている状態ですね。
格安SIMアワードアワード5期連続No.1や格安SIM満足度調査2017年下期No.1などを受賞していることからもUQモバイルのユーザの満足度の高さがわかると思います。
自分のスマホで使えるかや回線速度など、色々気になる方はTry UQ mobileで15日間無料お試しもできますので是非確かめてみて欲しいと思います。
↓UQモバイル公式ページはこちら↓